PTCサーミスタの三大特性
- カテゴリ:設計支援
- 出品日時:2022-04-23 18:07:45
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1.抵抗-温度特性
抵抗と温度の関係は以下のようです。PTCサーミスタは常温付近の温度範囲(室温からキュリー点まで)においては、ほぼ一定或いは僅かに減少する抵抗温度特性示し、キュリー点(TC)を超えると急激に抵抗値が上昇します。注:弊社では25℃時の抵抗値に対して2倍の抵抗値になる温度をキュリー点(TC)と定めています。
この特性を利用して、回路の過熱検知ができ、自動的に回路の遮断ができます。PTCサーミスタの抵抗値が急激に上昇するため、温度信号をデジタル信号に変換しなくても、簡単に回路や周辺の温度検知ができます。この特性を利用して、回路の過熱検知ができ、自動的に回路の遮断ができます。PTCサーミスタの抵抗値が急激に上昇するため、温度信号をデジタル信号に変換しなくても、簡単に回路や周辺の温度検知ができます。
2. 電流-電圧特性(静特性)
電流と電圧の関係は以下のようです。25℃静止空気中、PTCサーミスタへの印加電圧と安定電流の関係を表しています。 電圧を印加して内部発熱と外部への熱放散が平衡状態になった時の印加電圧と安定時の電流との関係を示し、この時電流極大点を越えた状態 に動作点をもっていくと電力が一定になります。この最大電流はトリップ電流とも呼ばれ、電流が流れると発生した熱がPTCサーミスタの温度を充分にキュリー温度以上に持ち上げます。PTCサーミスタは過電流保護用の場合、この電流値より過電流保護の電流制限の範囲も決まります。
この特性を利用して、PTCサーミスタは下記に使用されています:
--定温発熱体、ヒータ用:複雑な回路や余計なOn-Off制御は不要です;
--過電流保護用:過電流が流れた時に他の電子部品に過電流が流れないように回路の電流を制限することで過電流を保護することができます。
3. 電流-時間特性(動特性)
電流と時間の特性は下記のようです。内部発熱と外部への熱放散が平衡状態になるまでに電流と時間の関係を示しています。PTCサーミスタの電流時間特性は、電圧を加えた直後は、突入大電流が流れ、時間の経過とともに電流値が減少していき、一定の電流が流れる点が特徴的です。
この特性を利用して冷蔵庫に使用されているコンプレッサーの補助モーター起動、低電圧の場合のモーター補助起動などに使用されています。
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